文/写真・橋本京子*2009年9月発行「S-age(vol.24)/アジアンスタイル」から再録しています。. バリ島西部のヌガラに、ジェゴグを聴きにいった。ジェゴグとは、巨大な竹ガムラン(竹琴)のこと。音階はたったの4つ。太く長い竹筒が生みだす重低音は、地を這い、3キロ先まで伝わるといわれている。 ジェゴグの第一人者スウェントラさんに「好きなように楽しんで」とうながされ、楽器の下にもぐりこんだ。ひざを抱えた頭上で、バチが振り下ろされる。ぐわん、ぐわわ~ん。直径20センチ、長さ4メートルほどの竹筒が身をよじる。音は上からのはずなのに、お尻の下からもズンズン響いてくる。顔に生温かいものが漂ってき
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